
誰もがかられる誘惑、リストを買えば本当にビジネスは加速するのか?
さて、顧客リストの重要性がわかったところで次の話題にいきましょう。
本当にほしいリストはお金では買えないという現実
重要性が分かった途端に見えてくる大きな課題、それはもちろん一体どうやって顧客リストを集めたらいいのか?ということです。
ぱっと思いつくのは、リストをどこからか大量に買ってくるということです。ネットを検索すれば、すぐにいわゆる「名簿屋さん」がたくさん見つかります。値段はバラバラですが、数万円から数十万円で、つまりお金次第でDVDにパッケージ化されたリストを好きなだけ入手することができます。
こういう方法も確かにあります。でも、あなたがそのリストを実際に買う前に、次の二つのことをよく考えないといけません。
そのリストは本当に最新のリストなのか?
そのリストは本当にあなたが欲しいと思っているタイプの顧客リストなのか?
これらは、リスト集めの必須条件といっていいくらい重要なポイントです。
10年前のメールアドレス、いやそこまでいかなくても、3年前のメールアドレスが役に立つと思いますか?
また、あなたが車を売ろうとしているのに、買ってきたデータの半分は未成年というリストは役に立ちますか?
残念ながら、名簿業者顧客からリストを買う場合には、上記の2つの条件をクリアするのはかなり難しいのが現状です。
条件を詳しくすればするほど数は少なくなるし、値段も青天井に跳ね上がります。
そして、あなたの見込み客になってくれそうな、どんぴしゃりの条件など、
いくらお金を積んでも現実にはそのままではほとんど存在しない、といっていいでしょう。
ツイッターのフォロワー数が、営業力を表していないという真実
これは例えば、フォロワーが10万人のツイッターアカウントを買う、という場合を考えてみたらいいでしょう。
確かに、10万人は数字としては、プロフィール写真の横のフォロアー数を見れば確認できます。
ツイッターが流行り始めた頃は、みんなこのフォロアー数という数字に注目していました。
でも、ツイッターを営業活動などで使うシビアなユーザーほど、すぐに真実に気づきいたのです。
中には登録だけしてツイッター自体を全く使ってない人も相当数紛れています。
やめてしまった人も、大勢いるでしょう。
また、ツイッターで活動はしていても、
例えばあなたが英会話の教材を売りたいと思っていても、英会話に興味のある人がその中にいったい何割いるでしょうか?
ツイッターアカウントを買うときには、そんなことはいちいち調べられません。
そして、業者から名簿を買うときにも、これとまったく同じことが言えるのです。
売買されているツイッターフォロアー数には意味がない=名簿屋さんのリスト数には意味がないということです。
あなたにぴったりの優良顧客リストから始めるリスト構築だけが、ビジネスを加速する
自分のリストを構築を始める場合に考えないといけないのは、ただひとつ次の一点です。
・そのリストの顧客は、本当に将来、売り上げにつながる顧客に育てられるのか
一見この課題は難しそうですが、実はこの優良リストを作る、誰にでもできる二つの方法があるのです。
ひとつめは、アナログ的方法です
この方法は、アナログとはいいながら、実は誰もが日常的にやっていることで、全然面倒臭くありません。
しかし、あることに気がつかないために、やりっぱなしになってしまい、その労力と、財産を無駄にしているのです。
この方法の特徴は、即効性があり確実だということです。
もうひとつは、ネットを使ったデジタルの方法です
こちらはもっと強力です。
ほとんどが自動化された仕組みで、インターネット上から新たに必要なリストを抽出し、一覧表にしていきます。
業者の名簿と違ってあなたが自分で抽出しますので、自分の顧客としてPDCAを回しながら育てていけるリストです。
次回以降2回に分けて、この二つの方法について考えてみよう。